アルコール依存症 回復へ

アルコール依存症の症状、治療、病院、AAミーティングと断酒会(自助グループ)や家族の悩み、離婚、アダルトチルドレンなど依存症者本人の体験をもとにしてお届けいたします。

 アルコール依存症の家族は自分が元気になるのが一番 

 アルコール依存症の家族は自分が元気になるのが一番 

f:id:k77703230418:20190422123619j:plain

アルコール依存症の家族は自分が元気になることを目指してください

 

アルコール依存症 回復へ」をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。

 

なぜ「早く旅立ってほしい」と願うのか

 

アルコール依存症の家族の体験談で「夫(父)に早く旅立って欲しい」という話が非常によく聞かれます。

 

アルコール依存症自助グループには、家族向けのグループがあります。

 

家族の心のケアのためのグループで「家族会」や「アラノン」に代表されます。

 

アルコール依存症の家族会やアラノンに参加するような家族の方は、ほぼ100%に近く、心の底では「早い旅立ち」を願った経験があるようです。

 

 暴力、暴言、借金などの体験談はよくあります。

 

しかしなぜ「離婚」ではなく「早い旅立ち」を望むのでしょう?

 

 以前「アルコール依存症の家族のための離婚」という記事を書きました。

 

そこで、経済問題を中心に「離婚」に踏み切れない家族の方の現状を書きました。

よろしければどうぞ。

 

k77703230418.hatenablog.com

 

f:id:k77703230418:20190422162720j:plain

アルコール依存症者の家族は疲れ果てている

アルコール依存症者の家族は疲れ果てている

 

酔って家の近くで寝ていて、警官に連れられて帰ってくる。それを近所の人に見られて恥ずかしい

 

料理を作れという癖に、酒ばかり飲んでいてちゃんと食べない。おまけにいつまでも飲んでいて片付けができない

 

後片付けの手伝いなどは、当然しない。ほかの家事も手伝わない

 

子育ての相談をしても無関心。酒ばかり飲んでいる

 

そのうち会社を休むようになる。会社への言い訳の電話は奥さんの仕事

 

遅刻欠勤だけでなく、仕事でのトラブル。夫の尻拭いのため、時には会社へ出かけて謝罪する

 

会社から辞めてほしいと言われる場合もあるし、自分から辞めてくる場合もある。

 

会社を辞めればこれ幸いと、朝から一日中飲むだけ。お金はないが、構わず飲む。

 

お酒を隠しても、お金を隠しても見つけ出して飲む

 

家にお金がなければ借金をして、そのお金で飲む

 

奥さんは借金の取り立ての相手との対応にぐったり

 

片付けもせず酒を飲むだけなので、家の中は散らかし放題。汚れ放題

 

それでも文句だけは偉そうに言う

 

生活費の工面も、子供の問題も、家事も全て奥さんが一人でやらなければならない

 

f:id:k77703230418:20190422162933j:plain

離婚の障害は経済問題

 

離婚の障害は経済問題

 

どうして離婚しないの?」と周囲の人は思います。

 

しかし驚いたことにほとんどの奥さんは何かと言い訳を作り離婚しない

 

「別居」や「離婚」を勧めても実行する人は、ほとんどいないという現実があります。

 

離婚の障害には「経済問題」がつきものです

 

「専業主婦の場合は、再就職が難しい」


「財産分与・慰謝料・養育費など、どうしていいかわからない」

 

勇気を出して弁護士などに相談しても乗り越えなければいけないハードルがたくさんあります。

 

相手が今アルコールに狂っている場合は、話し合いは難しいと思います。

 

会話が成立しませんし、覚えていないなどと言われるかもしれません。

 

逆切れされて暴力を振るわれるとたまりませんので、まずは身の安全を確保して、同時に法律の専門家に頼らざるを得ないのです。

 

仕事も失っているか、このままいけば失業の可能性が高い人が多いです。

 

立ち直ってくれれば養育費も慰謝料も支払ってくれる可能性はあります。

 

年金分割も応じてくれるかもしれません。

 

が、そもそも「立ち直る可能性がないだろう」と思い、離婚をしたいと願っているのです。

 

そのことが余計に「このままでもお金が無くなる」⇒「離婚しても生活費が不安」⇒「このままでもお金が無くなる」⇒「離婚しても生活費が不安」・・・となって決断を先延ばしさせているようです。 

 

「経済問題」奥さんが疲れ果てているという事情から、「早く旅立って生命保険等で問題が解決できれば・・」というのが、奥さんたちの本心です

 

f:id:k77703230418:20190422163358j:plain

奥さんの優しさが離婚を思いとどまらせる

 

奥さんの優しさが離婚を思いとどまらせる

 

経済問題と同じく大きな問題があります。

 

それは「奥さんの優しさ」です。ひょっとしたら「経済問題」より「奥さんの優しさ」のほうが問題かもしれません

 

依存症者が全く無反省で、家族のことなど顧みないタイプならば、早く決断できるかもしれません。

 

酒に狂っている人は(私もそうなのですが)不始末を起こすと「申し訳ありません。もう二度と酒には手をつけません」と平謝りになるか、シュンとなってしまう人が多いのです。

 

酒さえ飲まなければ、優しくていい人」と依存症者の奥さんはよく言います。

 

反省している姿を見ると、「もう少し待ってみよう」「自分にも悪いところがあったかもしれない」と思ってしまいます。

 

周囲の人から見て許せないのが、それでも「舌の根も渇かぬうちに飲む」ことです。

 

こういったことの繰り返しの中で、いつの間にか地獄に住んでいるのに慣れて麻痺してしまいます

 

きっぱり離婚を決意し、実行するのはよほどの決意と実行力が必要になりますが、奥さんはすでにすっかり疲れ果てています。

 

私は自助グループなどで家族の方から相談された場合は「自分の幸せを優先してください」と言ってます。

 

f:id:k77703230418:20190422163743j:plain

子供のためにも・・・

子供のためにも・・・

  

また離婚に踏み切れない奥さんは子供を言い訳に使います

 

しかし子供の心の傷ということを考えたときに、離婚のほうがよほどましです

 

子供が深く傷つくのは、離婚をしてもしなくても、父親に飲酒問題がある時点で必ず起こる事態です

 

その時に、お母さんが少しでも元気でいるほうが子供は救われます

 

お母さんが何もできず耐えれば耐えるほど、子供の父への憎悪は大きくなります。 

 

アダルトチルドレンたちのことは記事に書いたことがあります。よろしければどうぞ。

 

k77703230418.hatenablog.com

 

 

k77703230418.hatenablog.com

 

 

k77703230418.hatenablog.com

 

 

k77703230418.hatenablog.com

 

 

「奥さんの優しさ」は問題を解決させず、つらい状況を長引かせます

 

冷静になれば、「今よりはずっと良くなる」ための解決方法は見つかるのですが、疲れ果てているために、問題を解決しようとする意欲がわいてきません

 

そして「よくないことを考えている」と罪悪感に蝕まれながら「早い旅立」を妄想してしまいます

f:id:k77703230418:20190422164216j:plain

知っているのは力

知っているのは力

 

知っているということは力になります。

 

相談先は、アルコール専門病院、精神保健福祉センター、保健所などがあります。

 

冒頭に書きました「家族会」「アラノン」には経験豊富な人がたくさんいます

 

アルコール専門病院は、酒を飲んでいる人のためだけの病院ではありません

 

傷ついた家族が受診しても構いません

 

ソーシャルワーカー相談員が力になってくれます。

 

今緊急事態ならば警察に連絡すべきです。暴力の対策については以前記事に書きました。 

 

k77703230418.hatenablog.com

 

k77703230418.hatenablog.com

 

 

夫がアルコール依存症になったのは、私にも原因があるかもしれない

 

そう言って自分を責める奥さんはとても多いのです

 

 一人のアルコール依存症者の周囲には、数人の酒を飲まない病人が出るともいわれています

 

アルコール依存症の家族病」は間違いなくあります

 

まずは家族の方から少しでも元気になっていただきたいと思います

 

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。


アルコール依存症ランキング