アルコール依存症 回復へ

アルコール依存症の症状、治療、病院、AAミーティングと断酒会(自助グループ)や家族の悩み、離婚、アダルトチルドレンなど依存症者本人の体験をもとにしてお届けいたします。

「怒り」の感情に振り回されたくない 

「怒り」の感情に振り回されたくない 

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「怒り」の感情に振り回されたくない

 

アルコール依存症 回復へ」をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。

 

 

アルコール依存症は、何年断酒していても「一杯の酒」に手を出したら元通りです

 

アルコール依存症になってしまうと、もはや適度に酒をたしなむということは至難の業です。

 

私も何度もうまく飲めるようになりたいと思い挑戦しましたが、結局「断酒のほうがずっと楽だ」と納得して以来、何とか苦しさから脱出できるようになりました。

 

「衝動行為って?」「セロトニンの低下が原因?」というアルコール専門病院で教わった内容や「断酒仲間たちの失敗が何よりの証拠」という実体験に基づいた記事を以前書きました。よろしければどうぞ。

 

k77703230418.hatenablog.com

 

 この記事の中で「断酒を継続して、酒を飲みたい感情が起こりにくくなるように毎日を送る。これは可能だし、様々な方法があります」と書きました。

 

お酒を毎日のように飲んでいる人が、飲酒をやめてみると「意外にわずか数日で飲みたい衝動が遠のく」という体験をすると思います。

 

この衝動は山形なのですが、段々山が小さくなってきます

 

長年飲み続けていた人にとって、わずか数週間でも「飲まない」ということは凄いことですし、達成感もあります。

 

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達成感

プチ断酒は成功したけれど…

 

私自身2度目の入院で「脳が委縮している」と言われ、同時に父の認知症が進行するのを目の当たりにして、「これはまずい」と奮起して何度もプチ断酒をしました。

 

飲まない日が多かったので、肝臓をはじめ肉体的にはかなり健康体になりました。

 

しかしなかなか半年の壁は越えられませんでしたし、一年の断酒は一度も達成できませんでした。

 

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長年の飲酒のつけ

ところが長年の飲酒のつけがやってきました。

 

まず大腸がんになりました。

 

少し落ち着くと、甲状腺・肺がおかしくなり、糖尿もひどくなってきました。

 

長年の飲酒は家族も苦しめました

 

娘は腎臓疾患で、一年の半分が入院生活となりました。これが結局7年続きました。メンタル面でも治療を受けるようになりました。

 

家内も難病になり、今も車椅子生活です。

 

娘の病気も家内の病気も、私の飲酒が強い影響を与えたのは間違いないと思います。

 

この本来頑張って乗り切らなければいけない時に、私は踏ん張ることができませんでした。

 

忙しさとストレス、ひっ迫する生活に重圧を感じて、以前のような連続飲酒状態になってしまいました。

 

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なりふり構わず酒をやめる決心

なりふり構わず酒をやめる決心

 

そして三度目の入院をしました。入院中家族はいったんバラバラになりました。

 

「今度こそ本当にやめなければいけない。もう取り返しはつかないかもしれないけれど、少しでも家内と娘の負担を減らさなければいけない」

 

やっとなりふり構わず酒をやめる決心をしました。病院の指示も素直受け入れようとしました

 

また断酒ができている人の真似を、できる限りやるようになりました。

 

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感情は自分の思い通りになりにくい

 

今振り返っても再び酒に手をつけるきっかけは「怒り」の感情をコントロールできなかったことが原因ではないかと思います。

 

感情は自分の思い通りになりにくい

 

感情を思い通りにするのは難しいですよね。

 

「好き」「嫌い」も隠すことは、ある程度できるかもしれませんが、乗り越えるのは難しいです。

 

嫌いな人を好きになるには、工夫も気合も必要です。

 

「悲しみ」「不安」も同じだと思います。自分の心の中を覗いて、なんとかならないだろうかと思っても、簡単にはできません。

 

基本的には心理学や宗教の要件だと思います。

 

雨が降れば傘をさし、台風が来そうなら被害を最小限になる工夫をするのと同じで、「感情に飲みこまれないように工夫する」のが、できることのすべてかなと思います。

 

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当然ではなかった

 

当然のことではなかった

 

私が自分を振り返って「怒り」に支配されてしまうのはどんなときか? と考えたとき、「自分が当然と思う結果があらわれない」ことが多かったように思います。

 

自分はこれだけ頑張ったから、これくらい認めてもらえるはずだ」ですね。

 

「自分はこれだけ仕事をしたのに、待遇が悪い。腹が立つ」

「自分はこれだけ親切にしたのに、恩を仇で返された。腹が立つ」

「自分は何もしていないのに、根も葉もない陰口を言われた。腹が立つ」

「自分は当然のことをしただけなのに、逆恨みをされた。腹が立つ」

「外見を馬鹿にされた。外見は自分のせいではない。腹が立つ」

「年齢相応に扱われない。腹が立つ」

 

そして「誰かに」「何かに」「環境に」「運に」腹を立てていました

 

「誰かや」「何かや」「環境や」「運」は「自分の思い通りにならないのだ」と考えるようになったのが、怒りの感情を少し抑えるきっかけとなりました。

 

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穏やかさ

 

自分の受け止め方は変えられる

 

私は自分と同じような状況であっても、感情を乱されない人たちの存在を知るようになりました。

 

中には「そこから何を学べるか。どう自分を変えていけるのか」を楽しみながら生きている人の存在を知るようになったのです。

 

嫌なことを忘れる力」という人もいました。

 

それらの人たちはアルコールの自助グループの中で見つけることができました。

 

もちろん完全な人など誰もいません。皆欠点があるアルコール依存症たちです。

 

ただ一人一人に長所があり、その長所の真似をすることで以前のように「怒り」に振り回されることは減りました。

 

「思う通りにならないから人生は面白いんだよ」と言われても、そう簡単に「はい、そうですね」と受け入れるのは難しいと思います。

 

ただそういった言葉がふさわしい人がいる、ということを実感できたのが良かったのかもしれないと思います。

 

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回復へ

娘は完治はしていませんが、孫を見せてくれるほど回復しました。家内も少しずつ健康を回復しています。

 

誰かのせいにして「怒り」を爆発させていた私は、色々な方の支えのおかげで「苦しめてしまった家族」の回復に全力投球できるようになりました。

 

お世話になった皆さん本当にありがとうございます

 

またこのブログを読んでくださる皆さん、本当にありがとうございます

 

最後までこの拙い記事を読んでいただきまして、ありがとうございました。


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